「表現教育の必要性とは?」 ★表現とは何か? ひと言で言えばコミュニケーションだと思っています。 ★舞台演劇とは芸術なのか、エンターテインメントなのか? 人それぞれ意見はあると思います。芸術なら自分が最高と思えるものを創るだけだが、エンターテインメントなら、目の前のお客さんを楽しませて初めて意味が生まれます。 役者の勉強を始めたころ「会話のキャッチボールが出来ていない」ということを良く言われました。「相手が投げて来たボールを受け取らず、自分が用意したボールを投げてるだけだ」 今ならその指摘も分かりますが、当時は意味不明でした。 ★コミュニケーションとは何か? 簡単に言うと「受信」と「発信」です。同じセリフであっても、その言葉に込められた感情や言い方は毎回違います。なのに最初のころは、それを無視して台本から読み取り用意したセリフをただ言っているだけでしかなかったのです。 そして舞台ならば、相手役だけでなく、その時のお客さんと息を合わせて演じて行くという、お客さんとのコミュニケーションも必要になって来ます。 ★なぜ実演家が教育現場へ行くのか? 表現力を高めると簡単に言ってしまいますが、実際にはそこに至るまでにたくさんのハードルがあります。子供は自分の心に嘘をつけません。大人はやりたくなくても自分の心に嘘をついて行動に移せますが、子供はやりたい気持ちにならなければ行動に移せないのです。だからこそ実演家が、その感性で子供たちの表現の種を見つけ、拾い上げて火をつけていくという作業が有効になって来ます。 そして表現教育の一番の重要な点は、体験を通して学んでいくということに尽きると思います。時には少人数で、またある時にはクラス全員で協力して何かを創り上げていくという体験は、知識を得るのではなく気づきという点で成果を発揮出来るものと考えます。 ADEF幹事 石川健二
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